ドローンの有効活用
活躍するドローン ・医療で活躍するドローン スイス連邦民間航空局(Swiss Federal Office for Civil Aviation, FOCA)がMatternetに、同社の配達ドローンが昼夜を問わずいつでも、都市の上 ...
投稿日 : 2017.10.27 | カテゴリー : ロボット
前にソフトロボット(柔らかいロボット)について記事を書きました。
柔らかいロボット
今回はその続編を書いていこうと思います。
今回は、ソフトロボットの中でも食べれるロボットに注目しました。
皆さんも疑問を感じたと思います。
ロボットなのに食べれる、、、そもそもロボットは食べ物ではありません。
食べれるというのはどうゆうものなのか見て行きましょう。
このロボットはスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが、食べられる材料を利用して空圧アクチュエータを開発したものです。
空圧アクチュエータとは空気を入れて膨らむことで、形状が変わるアクチュエータです。ソフトロボットを動かすためには必要なアクチュエータです。
このロボットは将来的に、体内に入り込んで必要な場所に直接薬を届けてくれて、さらに代謝可能なロボットを現実のものにできると期待されています。
このロボットは素材が、ゼラチン・グリセロール合成物からできた90mm長のデバイスで。これを用いたアクチュエータは多数の分離された部屋で構成され、各部屋は圧縮空気の注入により選択的に膨張します。
その結果、構造全体を曲げたり、力を発揮したりできます。
論文では、25kPaの空圧により、曲げ角度は約170°まで可能であり、0.34Nまでの力を出せると報告され、これまでソフト・ロボットに使用されてきたエラストマーとほぼ同じ性能を発揮できます。
なるほど、ゼラチンでできてるから食べることが可能なんですね。
実際にものを掴んでいる写真が下の通りです。
しっかりとものを掴むことができています。
確かに研究はいまだ初期段階ですが。食べられる材料から作られたセンサやバッテリなどをこのアクチュエータと組み合わせれば、より高機能なデバイスを生み出せるものと研究チームは期待しています。
ちなみに、研究チームでは味のついた美味しいロボットも研究中とのことです。
体内に入れても大丈夫なロボットであれば、医療業界にも革新的な進歩をもたらしていくことができるでしょう。
今後の食べれるロボットの進化に注目です。