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子供もわかる経済学-part2-

投稿日 : 2017.10.04  |  カテゴリー : 子供もわかる経済学

第1回はGDPとGNPについて解説しました「子供もわかる経済学」第2回。今回はインフレやデフレについてです。

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インフレ(インフレーション)

膨脹、慢心、得意、誇張を意味するinflationが通貨膨脹のインフレの由来です。物価があがりお金の価値がさがっている状態がインフレです。需要が多く経済自体が膨らんでる状態です。
例えば、みかんがひとつ100円するとします。しかしみかんがひとつ200円になるとします。このようにお金の価値が下がり、モノが値上がりする状態が2年以上続くことを、インフレと呼びます。
缶コーヒーも昔はもっと安かったですよね。

デフレ(デフレーション)

空気やガスを抜くこと、収縮を意味するdeflationが通貨収縮のデフレの由来です。物価がさがりお金の価値があがっている状態がデフレです。
例えば、みかんがひとつ100円するとします。しかしみかんがひとつ50円になるとします。このようにお金の価値が上がり、モノが値下がりする状態が2年以上続くことを、デフレと呼びます。

インフレ(インフレーション)のメリット・デメリット

インフレのメリット

  • 給料が増える
  • 仕事につきやすい
  • 今まで負債がある人は返しやすい

インフレのデメリット

  • 物価が高くなる
  • 貯金をしてきた人は損する

デフレ(デフレーション)のメリット・デメリット

デフレのメリット

  • 物価が安くなる

デフレのデメリット

  • 給料が下がる
  • 仕事に就きづらい

まとめ

インフレもデフレもそれぞれにメリット・デメリットがありどちらも過度に起きると大変な事態を招きます。異常な値上がり、インフレをハイパーインフレといいます。実際に1988年にアルゼンチンで物価が一年でなんと5000倍に跳ね上がるという事態が起きました。トイレットペーパーを使うよりお金で拭いた方が安くすむという異常な状態だったそうです。

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